那須塩原に暮らす人

お互いに助け合い応援できるまち。黒磯ブロイラー津久井勝一さん

プロフィール 那須塩原市出身。大学卒業後、東京でデザイナーとして就職。子育てを機に那須塩原にUターン。20186月、先代の味をそのまま提供したいと肉の惣菜店「黒磯ブロイラー」を復活させた。

 

先代の味を残したい。
唐揚げ、メンチ、手羽先のロースト。
“何も変えない”ことがこだわり。

お店の名前は、先代がひよこから育てて、養鶏をして、そのお肉を販売をしていたので、「黒磯ブロイラー」(ブロイラー=食肉用の若鶏)という名前がついたと聞いています。

私も小さい頃から慣れ親しんだ味だったし、ファンの方も多かったので、この味を残していきたいと思い復活させました。

味に関しては全く何も変えてなくて、先代の味をそのままにしています。お店の雰囲気作りに関しては私のオリジナルを出していければと思っています。

メニューは、唐揚げと、メンチと、手羽先のローストだけです。先代の時の人気メニューで個人的にも大好きなメニューだったので、潔くこの3つに絞って勝負してみようと思いました。

 

いつもで戻れる距離感。
戻ってきたいちばんのきっかけは、やっぱり子育て。

東京にいる時は、いつでも戻って来られる近さだと感じていました。

東京から戻ってくる時は寂しさもあったんですけど、東京の友人たちが気軽に遊びにきたりできる近さなので、寂しくはないです。また遊びに来た時に連れて行ける個性的なお店もたくさんあって、友人たちにも楽しんでもらえるのはとてもうれしいことです。

那須塩原に戻ってきたいちばんのきっかけは、やっぱり子育てです。那須塩原市で子育てがしたかった。自然も多いし、素敵なお店も次々にできていて、とても魅力的なまちだと思ったからです。

 

ゆっくり生活するということ。
バランスがとれたまち、那須塩原。

那須塩原市は、ここ数年で面白いお店や個性的なお店、魅力的なお店が増えてきています。休日などはドライブしながら、あちこち散策をしてそんなお店に出かけています。

Uターンしてきて感じていることは、ゆっくり生活ができているなと。そして単純に早寝早起きができています。

大型店など都市部もしっかりしていますし、少し車を走らせれば大自然もあり、子育てもしやすいし、バランスがとれたまちだと思います。

同級生も結構な割合で戻ってきています。農業している人もいるし、企業に就職している人もいます。

 

地域を活気づかせたい。
お互いに助けたり応援したり…
若者も頑張りやすい環境。

このまちには、教えてくれる人がたくさんいらっしゃるんです。何か新しいことをやろうとしたときに、誰かが誰かを連れてきてくれて解決することも多いんです。お店をオープンしたころ天井が雨漏りしていたときのこと、ちょうどお店にお客様として来ていた駅前の方が、知り合いの大工さんを紹介してくれて、あっという間に対応してくださったんです。

お店の経営者として感じていることですが、オーナーさん同士の横のつながりがとても強くて、お互いに助けたりとか応援しあったりしています。歳も近くて同年代が頑張っていて、そういう意味でも頑張りやすいまちだと思います。

私自身はこのお店の周りを活気づけていけたらと思っています。お店が並んでいるところからこの辺りは少し離れているので、この辺りにもお店を出していただいて、新しいコミュニティ作りをおこなっていきたいと思っています。

 

※以前の職の経験も活かして、お店やこのTシャツのロゴも私が書きました。この地域を盛り上げたいという想いを「KUROISO CITY」というTシャツに込めています。

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